2013年12月28日
3日目の朝は雪です。


気が付けば辺りは真っ白、吹雪のような雪で、道路にも雪が積もっていました。
そのせいでブレーキを踏んでもアクセルを踏んでも車がズルズル下がってしまいます。
妻が「えっ!どうする?」と聞きますがそれに答える余裕はありません。
無理か・・・と思い、バックミラーで今からぶつかるであろう後ろの車を確認したところJAFのトラックでした。
「出来る限りゆっくりぶつかってくれ」と心で念じました。
ぶつかった時の衝撃を考えて、多少体を硬直させました。
そして、覚悟を決めてサイドブレーキを引くと、「トクン」という衝撃が。
多少勢いのついていた車が奇跡的に止まりました。
もしバックでぶつかっていたら、その衝撃で玉突き事故に発展していたかも知れません。
そう考えるとゾッとします。
車が動き出さないようにそっと降りると辺りはこんな状況でした。

私が車を降りた頃、後ろから警察官が歩いて坂の上に向かっていました。
私も状況を知りたいので警察官に続いて上に歩きました。
坂の上では事故をした車と、その事故により通れない車、ノーマルタイヤで走れない車などが立ち往生している状態でした。

坂の上はもっと雪が積もっているようなので、これ以上進むのは無理だと分かりました。
どうしようかと考えながら車に戻ると、妻が「さっき警察の人が来てJAF呼ぶかレッカーしてくださいって言ってたよ」と教えてくれました。
私の後ろの車がたまたまJAFの方だったので、峠などの状況を確認したところ、「ノーマルタイヤでは無理、引き返すのも止めたほうが良いですよ」と教えてくれました。
そのJAFの方は上で発生した事故の為に呼ばれていたようで、道が塞がれていて車では上に行くことが出来ないので、私の後ろに車を止めて歩いて事故現場に向かっていました。
私はすぐにJAFに電話をしてレッカーのお願いをしました。
「1時間ぐらいで行けると思います」との返答を頂き、JAFを待つことにしました。
待つ間、車に乗っていると重さで後ろに下がるかも知れないので、なるべく私は乗らずに外で待っていました。
2時間以上待った頃、後ろのJAFの方が私の車の前に来て、「レッカーします」と言ってくれました。
あれ?「上の事故は大丈夫なのですか?」と聞いたところ、上の車は自走可能ということで、予定を変更し私を積んで頂けるとのことでした。

峠を越えて、安全な場所まで行っていただくことになりました。
JAFの方に聞いたところ、徳島県でここまでの雪は珍しいらしく、私たちの移動をした後、この峠内で、更に数件の要請が入っているとのことでした。
雪道を軽い気持ちで考えていたことを深く反省しました。
そして、自走できる場所ということで、こちらまで運んで頂きました。
本当にありがとうございました。
JAFに入っていて本当に良かったです。

ここは、さっきまでの雪が嘘のような天気です。
今回のような軽率な行動は深く反省し、冬に雪の降る場所に行くのであれば、スタッドレスかチェーンを購入しようと思いました。
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